『流域治水プロジェクト2.0』を策定します ~気候変動を踏まえた河川及び流域での対策の方向性を公表~

令和5年8月22日国土交通省報道発表資料
気候変動の影響による降水量の増大に対して、早期に防災・減災を実現するため、流域のあらゆる関係者による、様々な手法を活用した対策の一層の充実を図り、『流域治水プロジェクト2.0』として取りまとめます。
<概要>
流域治水プロジェクトは、上流、下流、本川、支川の流域全体を俯瞰し、河川整備等に加えて、雨水貯留浸透施設、土地利用規制、利水ダムの事前放流など、あらゆる関係者が協働し、各水系で重点的に実施する治水対策の全体像を取りまとめた取組です。
気候変動の影響により、2040 年頃には降雨量が約1.1 倍、流量が1.2 倍、洪水発生頻度が2倍に増加すると見込まれることを踏まえ、流域治水の取組を更に加速化・深化させるため、全国109 の一級水系で、気候変動を踏まえた河川及び流域での対策の方針を反映した流域治水プロジェクト2.0に更新してまいります。今般、全国8の一級水系(別紙1参照)において先行して公表し、他の一級水系についても、今年度を目途に順次更新してまいります。
《流域治水プロジェクト2.0のポイント(別紙2・別紙3参照)》
【ポイント1】気候変動による降雨量増加に伴う水害リスク(浸水世帯数等)の増大を明示する。
【ポイント2】これに対応するため、本川の整備に加えて、まちづくりや内水対策などの流域対策を充実し達成目標を設定する(目標の重層化)。
【ポイント3】この目標を達成するために必要な追加対策等を明示する。

今回公表した流域治水プロジェクト2.0については、以下のHP に掲載されている各水系の協議会HPをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/river/kasen/ryuiki_pro/index.html

詳細は、報道発表資料をダウンロードして下さい。
報道発表資料
添付資料
別紙1 【概要】流域治水プロジェクト2.0
別紙2 【事例】仁淀川水系流域治水プロジェクト2.0
別紙3 【事例】太田川水系流域治水プロジェクト2.0