令和4年度の流域治水の取組の進展について ~令和5年度からの流域治水のさらなる加速化に向けて~

令和5年3月28日国土交通省報道発表資料
令和4年度においても流域治水プロジェクトの取組が全国で進展しています。令和5年度からの予算制度の拡充、流域治水施策集等の公表や水害リスクの見える化等により、流域治水の現場レベルでの実践をさらに加速化していきます。
○ 流域治水プロジェクトの取組の進展
➣一級水系において、令和3年度末に指標として見える化した7つの代表的な取組に係る全国的な流域治水の取組の実施状況を整理しました。(別添1)

○ 流域治水に係る予算制度の拡充
➣ 令和5年度より、浸水や土砂災害の危険が高い地域における流域対策を一層推進するため、 河川、砂防、下水道、まちづくり等のあらゆる分野において流域治水の取組に資する予算制度を拡充します。(別添2)

○ 特定都市河川の指定拡大
➣ 令和4年度は、江の川水系、本川水系、六角川水系及び雲出川水系の4水系86 河川が特定都市河川に指定され、全国の12 水系で指定の手続きや検討が進められています。(別添3)
➣ 令和5年度は、当面5年間に進める特定都市河川の指定等のロードマップを順次公表します。

○ 流域治水施策集(水害対策編)等の公表
➣ 流域関係者による施策の具体化・実践のため、令和4年12 月に流域治水施策集(水害対策編)を公表しました。令和4年度末には、砂防や海岸における対策等を盛り込みました。(別添4)
➣ その他、遊水地の整備や利活用等の事例集も公表しています。(別添5)

○ 水害リスクの見える化・浸水状況のリアルタイム把握
➣ 全国の一級水系において、浸水リスクを見える化した水害リスクマップ(外水氾濫)を公表しました。
➣ ワンコイン浸水センサの実証実験において、浸水や水位の上昇を検知、リアルタイムで把握でき、有効性が確認できました。(別添7)

○ 関係省庁、流域関係者との連携強化
➣ 令和5年1月に「流域治水の推進に向けた関係省庁実務者会議」を開催し、関係省庁間の連携強化を進めています。 (URL:https://www.mlit.go.jp/river/kasen/suisin/renkei001.html
➣ 令和4年度の出水期において、全国のべ162 ダムで事前放流を実施し、洪水に備えました。
(URL:https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000196.html
➣ 民間企業による流域治水の取組を促進するため、令和4年度末に「流域治水オフィシャルサポーター制度」を創設しました。(URL:https://www.mlit.go.jp/river/kasen/suisin/supporter.html
➣ 流域における砂防事業と治山事業が一体となった流木対策計画策定を美瑛川で先行的に実施しました。(別添8)

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