令和7年12月15日水管理・国土保全局報道発表資料 石川県・山形県で統計開始以来最大の水害被害 ~令和6年の水害被害額(暫定値)を公表~ 令和7年12月15日
昭和36年より、水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべり等)による被害額を暦年単位でとりまとめています。
令和6年の水害被害額(暫定値※)は、全国で約7,700億円となり、平成27年~令和6年の過去10カ年でみると3番目の被害額となっています。
また、都道府県別では、石川県、山形県において、統計開始以来最大の被害額となりました。
※ 水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の令和6年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等を行い、令和8年7月頃に最終的な取りまとめ結果を公表する予定です。
【1年間の水害被害額の概要】
〇全国 約7,700億円
〇都道府県別の水害被害額上位3県の水害被害額は、以下のとおり。
[1] 石川県(水害被害額:約4,660億円)
[2] 山形県(水害被害額:約 820億円)
[3] 大分県(水害被害額:約 230億円)
【主要な水害による水害被害額の概要】
〇令和6年9月の大雨による災害(水害被害額:約4,590億円)
(令和6年9月20 日~23 日に生じた大雨による被害額)
都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
[1]石川県(約4,543億円)
[2]宮崎県(約 17億円)
[3]山形県(約 12億円)
・能登半島の輪島市や珠洲市を流れる石川県管理河川などあわせて29河川の洪水などにより、床上・床下浸水被害が発生した。
・今回の大雨により、死者17名、約2,100棟の建物が被災するなどの被害が発生した。
・また、石川県ほか4県で278件(土石流等:84件、地すべり:31件、がけ崩れ:163件)の土砂災害が発生した。
〇令和6年7月の梅雨前線豪雨による災害(水害被害額:約1,070億円)
(令和6年7月22日~30日に生じた梅雨前線豪雨による被害額)
都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
[1] 山形県 (約809億円)
[2] 秋田県 (約220億円)
[3]北海道 (約 22億円)
・山形県、秋田県を中心に国管理河川、県管理河川あわせて39河川の洪水などにより、床上・床下浸水被害が発生した。
・今回の大雨により、死者5名、約2,600棟の建物が被災するなどの被害が発生した。
・また、山形県、秋田県ほか4道県で69件(土石流等:6件、地すべり:9件、がけ崩れ:54件)の土砂災害が発生した。
報道発表資料(PDF形式:265KB)
別添(PDF形式:521KB)

