山形県・熊本県・大分県で統計開始以来最大の被害 ~令和2年水害被害額(確報値)を公表~
令和4年3月31日 国土交通省
国土交通省では、昭和36年より水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべり等)による被害額等(建物被害額等の直接的な物的被害額等)を暦年単位で取りまとめています。
令和2年の水害被害額(確報値)は、全国で約6,600億円となり、平成23年~令和2年の過去10ヵ年で4番目に大きい被害額となりました。
また、都道府県別では、山形県、熊本県、大分県において、統計開始以来最大の被害額となりました。
【1年間の水害被害額の概要】
〇全国 約6,600億円
〇都道府県別の水害被害額上位3県及び山形県の水害被害額は、以下のとおり。
[1]熊本県 (水害被害額:約3,300億円)
[2]福岡県 (水害被害額:約 630億円) ※山形県、熊本県、大分県は昭和36年の
[3]大分県 (水害被害額:約 570億円) 統計開始以来最大の被害額
〇山形県 (水害被害額:約 350億円)
【主要な水害による被害額の概要】
〇令和2年7月豪雨(水害被害額:約6,000億円)
(令和2年6月30日~7月31日に生じた豪雨による被害)
・九州南部地方、九州北部地方、東海地方及び東北地方の多くの地点で、24、48、72時間降水量が観測史上1位の値を更新するなど記録的大雨となり、河川の氾濫や土砂災害等が発生した、
・これらにより、死者86人、行方不明者2人※1、家屋の全壊約2千棟、半壊約5千棟、床上浸水約3千棟、床下浸水約6千棟となった。
※1 死者・行方不明者数は、「令和2年7月豪雨による被害及び消防機関等の対応状況(第57報)」(消防庁作成)の数値を使用しており、風害等によるものを含む数値である。
詳細はこちらからダウンロードしてください。