川の生きものを見つけよう! ~ 令和 6 年度 全国水生生物調査を 実施します ~

令和6年6月11日 国土交通省報道発表資料
国土交通省と環境省では、川の生きもの を指標として河川の水質を総合的に 評価するため、 地域の皆様のご協力をいただいて『 全国水生生物調査 』を実施しています。
令和6年度も 、夏休み期間を中心に調査を実施しますので、是非ご参加下さい。
また、令和5年度の結果をとりまとめましたので、お知らせします。

※開催日や場所等の詳細 については 、 各地方整備局 等又は各都道府県の環境部局まで お問い
合わせ 下さい。
(お問い合わせ先)
・各地方整備局等の窓口(一級河川 国 管理区間に関する もの)
http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/toiawase.html

・各都道府県の環境部局(上記以外)
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/mizu/suisei/etsuran/list_pref.html
【全国水生生物調査とは】
(1)調査概要
○サワガニ、カワゲラ類 等の 川の水に住む 生き もの( 水 生生物 が 生息 しているか どうか
で 水質を判定
○子ども たち にもわかりやすく、特別な 機材を 用いない ため 、 誰でも簡単に参加 可能
○身近な自然環境 に接することで、 身近な環境問題への関心を高める きっかけ
○昭和 59 年度から国土交通省・環境省が実施
(2)調査方法
○河川に生息する水生生物のうち、 [ 全国各地に広く分布し、 [ 分類が容易で、 [ 水質に係る指標性が高い、 29 種の 指標生物 を調査
○河川で水生生物を採集し指標生物の同定・分類を行い、地点ごとに、 I (きれいな水)、 II(ややきれいな水)、 III (きたない水)、 IV (とてもきたない水)の4階級で水質の状況を判定
○川の生きものを調べよう -水生生物による水質判定 [調査テキスト]
https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/suisituhantei/text.pdf

(3) 調査期間7~8月を中心に実施

【令和5年度 調査結果概要】(詳細は別添をご覧ください。)
〇参加者数・参加団体・調査地点数
令和5年度の参加者は36,905人(令和4年度34,745人)でした。

参加者数 参加団体数 調査地点数
一級河川国管理区間 12,565人 331団体 386地点
その他の河川※2 24,340人 761団体 1,092地点
合計 36,905人 1,092団体 1,478地点
※1:一級河川都道府県管理区間及び二級河川等(一級河川国管理区間以外)

〇水質判定結果
令和5年度は、全調査地点の89%の地点で、1)(きれいな水)又は2)(ややきれいな水)
と判定され、令和4年度(88%)より1ポイント高くなりました。

一級河川 その他の河川 全調査地点
I きれいな水 74% 65% 67%
II ややきれいな水 23% 22% 22%
III   きたない水 2% 6% 5%
IV とてもきたない水 1% 3% 2%
判定不能 1% 4% 4%

※四捨五入による端数処理のため内数の合計が100%にならないことがあります。
※判定不能:指標生物が見つからなかった場合等

報道発表資料(PDF形式)PDF形式