気候変動を考慮して太田川及び遠賀川水系の長期計画を変更しました ~流域治水の観点も踏まえた河川整備基本方針の見直し~
令和6年12月18日国土交通省報道発表資料
近年の水災害の頻発に加え、今後、気候変動の影響により更に激甚化するとの予測を踏まえ、治水計画を「過去の降雨実績に基づくもの」から「気候変動の影響を考慮したもの」へと見直し、抜本的な治水対策を推進することとしています。
このたび、太田川水系及び遠賀川水系の河川整備基本方針について、気候変動の影響による将来の降雨量の増大を考慮するとともに、流域治水の観点も踏まえたものに見直しを行いました。
引き続き各水系における河川整備基本方針の見直しを進めてまいります。
<河川整備基本方針変更の主なポイント>
●気候変動の影響による洪水外力増大に対し、長期的な河川整備の目標流量である洪水の規模(基本高水)を変更しています。
●この基本高水に対応するため、河川で対応する流量(河道配分流量)、施設等で対応する流量(洪水調節流量)を検討しました。
●加えて、基本高水を超える規模の洪水や整備途上の段階での洪水被害を軽減するため、流域治水の取組を推進する方向性として、民間等の雨水流出抑制の取組や森林整備等による土砂流出抑制の取組等を推進することを提示しています。
<関係資料の掲載先について(国土交通省ウェブページ)>
・「太田川水系及び遠賀川水系の河川整備基本方針」の本文https://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/gaiyou/seibi/index.html#map
・社会資本整備審議会での審議経過https://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kihonhoushin/index.html
報道発表資料(PDF形式)