令和3年の水害被害額(暫定値※1)は全国で約3,700 億円

和4年8月31日 国土交通省では、昭和36 年より、水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべり等)による被害額等(建物被害額等の直接的な物的被害額等)を暦年単位でとりまとめています。
令和3年の水害被害額(暫定値)は、全国で約3,700 億円となり、平成24 年~令和3年の過去10カ年でみると8番目の被害額となっています。  ※1 水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1 ㎡当たり評価額等)の令和3年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等を行い、令和4年度末頃に最終的な取りまとめ結果を公表する予定です。

【1年間の水害被害額の概要】
〇全国 約3,700 億円

〇都道府県別の水害被害額上位3県の水害被害額は、以下のとおり。
[1] 佐賀県 (水害被害額:約 680 億円)
[2] 福岡県 (水害被害額:約 520 億円)
[3] 広島県 (水害被害額:約 420 億円)

【主要な水害による水害被害額の概要】
○令和3年8月の大雨(水害被害額:約2,400 億円)                  

(令和3年8月7日~9月10 日に生じた豪雨及び秋雨前線豪雨による被害額)
・日本付近に停滞している前線の活動が活発となり、西日本から東日本の広い範囲で大雨となり、河川の氾濫や、土砂災害等が発生した。
・これらにより、佐賀県、福岡県、広島県等の都道府県で、死者13人※2、家屋の全壊約50 棟、半壊約2 千棟、床上浸水約4 千棟、床下浸水約6 千棟等の被害が発生した。
※2 死者数は、「令和3年8月11日からの大雨による被害及び消防機関等の対応状況(第25報)」(消防庁作成)の数値を使用しており、風害等によるものを含む数値である。

○令和3年7月1日からの大雨(水害被害額:約830 億円)
(令和3年6月27 日~7月15 日に生じた梅雨前線豪雨による被害額)
・梅雨前線が6月末から7月上旬にかけて西日本から東日本に停滞し、西日本から東北地方の広い範囲で大雨となり、河川の氾濫や、土砂災害等が発生した。
・これらにより、島根県、広島県、静岡県等の都道府県で、死者27人、行方不明者2 人※3、家屋の全壊約60 棟、半壊約100 棟、床上浸水約600 棟、床下浸水約3 千棟等の被害が発生した。
※3 死者・行方不明者数は、「令和3年7月1日からの大雨による被害及び消防機関等の対応状況(第36報)」(消防庁作成)の数値を使用しており、風害等によるものを含む数値である。

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詳細は、下記報道発表資料をご覧ください。

報道発表資料